肛門外科


概要

当院では、日本大腸肛門病学会肛門領域専門医が、これまでの豊富な経験を活かし、丁寧に適切な診療を提供できるように努めておりますので安心してご相談ください。

また、便漏れ(便失禁)に対する新しい治療法として、「仙骨神経刺激療法」を行っております。

便失禁とは

「無意識または自分の医師に反して肛門から便が漏れる症状」と言われています。

便失禁は、羞恥心のため家族にも相談できず、精神的、肉体的にも苦痛で、日本では500万人以上の方が悩んでおられます。

医療機関を受診医療機関を受診されず、紙オムツなどでしのぎ費用とゴミ処理が負担になっている方が大多数というのが現実です。

治療の流れ

当科では、便失禁の程度、原因を調べ、食事および生活習慣の改善や薬物療法による排便のコントロール、骨盤底筋体操などの保存的治療を行い経過を見ます。 効果が乏しいときは、仙骨神経刺激療法を考慮します。

仙骨神経刺激療法

仙骨神経刺激療法は、排便に関する仙骨神経に持続的に電気刺激を与える治療法で、便失禁に対して有用で、保険適用です。大きな切開など行わずに仙骨神経刺激用のリード(刺激電極)を仙骨部に留置します。

試験刺激(治療効果確認期間)

体外式の神経刺激装置を携帯し、1~2週間試験的に刺激を行い、治療効果を判定します。

本埋め込み手術

有効であれば、リードと神経刺激装置

(心臓ペースメーカーのような小さい装置)を接続して臀部に埋め込みます。身体に負担が少ない治療です。

術後の生活

埋込が終わればお風呂にも入れ、通常の生活ができます。神経刺激の調整をご自身でコントロールできます。

費用

通常の国民健康保険および高額療養費制度の対象となります。
総費用は入院期間などでも変わるので詳細はご相談ください。 

最後に

便失禁は、治療で軽減できる病気です。
心から楽しめる毎日を取り戻すことをご協力いたします。
まずはご相談ください。


担当医

医師名 佐々木 宏和
(ささき ひろかず)
役職 肛門外科部長